SDGsを成長のツールに

 同社におけるSDGs関連の特徴的な取り組みの一つが、「タカヤマアカデミー」だ。10年ほど前に始まったもので、顧客の声を社員全員で共有・検証して改善に生かす活動に加え、種々のテーマを設定した勉強会を実施している。

顧客の声を共有・検証して改善に生かすことを目的とした「タカヤマアカデミー」では、SDGsについての勉強会も行われた(写真提供:タカヤマ)

 この勉強会では2017年度と2018年度、SDGsに関する研修を実施した。研修を機に、会社として取り組むべきSDGsの活動アイデアを全社員に募ったところ、400件以上が集まった。本業との関連性をもとに181件の目標案を抽出。そこから、「エコドライブ強化による全車両の燃料削減」「車両搭載カメラを活用した地域安全サポート」など4つの項目を具体的に実現可能な目標として設定した。2019年度のアカデミーでは、社員一人ひとりの個人的なSDGs目標を考えていく予定だ。

 「人々の幸せをつくる会社」になることを目指しているという齊藤専務。「『幸せをつくる会社』の実現を頂上と考えると、現在はまだ5合目。道半ばだが、頂上までの道筋、そこへ到達するためのやり方は見えてきた。残りの半分のために全員経営を目指し、社員はもちろんお客様や地域とも協力しながら、これまで同様愚直に進んでいく。そして『幸せをつくる会社』という価値のもとに多くの人が集まってくれることが理想だ」と力強く語った。

 幸せをつくる会社とは、「必要とされる会社」であり、そこに向けた大きなテーマは「社に関わるすべての人に幸福を届ける」ことだ。タカヤマではSDGsを、「幸せをつくる会社」として成長していくための重要なツールとして位置づけている。