着実に上がる成果を実感

 2018年5月18日、「第10回マリンクリーン活動 in 浜名湖」が開催された。10回目という節目であるだけでなく、部分ごとに進めてきた清掃が湖岸一周を達成する記念すべき日でもある。この日はマリン事業本部から約100人の社員が参加した。

 午後2時過ぎ、ヤマハマリーナ浜名湖に集合した社員たちが約20隻のボートに分乗し、今回の目的地となる北岸に移動。ボートからPWCに乗り換えて上陸し、各々ゴミ拾いを開始した。ゴミがある程度集まると、その袋をPWCでボートまでピストン輸送。いつもよりは少なめだったというが、小一時間で約90袋のゴミが集められた。

参加する社員たちはボートに分乗して清掃エリアに向かい、PWCで上陸。浅瀬や狭い場所へもアプローチが可能だ。可燃、不燃に分別されたゴミはPWCで随時ボートに集められる
参加する社員たちはボートに分乗して清掃エリアに向かい、PWCで上陸。浅瀬や狭い場所へもアプローチが可能だ。可燃、不燃に分別されたゴミはPWCで随時ボートに集められる

 池田氏は、所期の目的である自社製品の理解促進とモチベーション向上につながっていることを実感していると強調する。実際、今回参加した営業社員も、「2回目の参加ですが、やる気につながるのでまた参加したい」と話していた。

ヤマハ発動機 マリン事業本部 ボート事業部長 井端俊彰氏
ヤマハ発動機 マリン事業本部 ボート事業部長 井端俊彰氏

 取り組み開始時から関わる井端俊彰・ボート事業部長も、「自社製品に実際に触れることで、それぞれの業務にフィードバックが得られています。日頃お世話になっている浜名湖への恩返しも少しずつできています」と活動の成果を評価している。

 「マリンクリーン活動 in 浜名湖」は同本部のイベントとしてすっかり定着しただけでなく、全社的にもよく知られるところとなった。柳弘之会長は「企業や学生向けの外部講演でヤマハ発動機を代表する本業に紐付いたESGの活動として、写真付きで紹介している」という。

 最後に池田氏は、こう語った。

 「回を重ねるごとに地域社会の理解が進み、住民や漁協などから感謝されるようになりました。行政との連携も深まっていると手応えを感じています。ひとまず湖岸一周はしましたが、これで終わりではなく、今後も浜名湖の環境保全に向けて取り組みを続けていきます」