伝票輸送時のCO2を削減

 コンビニエンスストアにとっては、払込取扱票の本部への運送や倉庫への保管が必要なくなるため、コストダウンだけでなく、輸送時のCO2の削減にも役立てられるし、控え紛失による個人情報漏えいリスクも低減する。

 「マイペイメントは今まで紙の請求書で代金を支払っていたやり方をそのままスマホに置き換えた点に特長があります。専用アプリをインストールしたり、ユーザー登録や、利用時のID、パスワードなどは一切不要です。紙の請求書と同じように、簡単に使えます」と辻氏は語る。

 7月に開始したサービスは、まずインフラ系企業数社と契約。収納を行うアライアンスパートナーはドラッグストアチェーンや食品スーパーからスタートし、順次拡大していく計画だ。

 辻氏はマイペイメントの環境効果についても強調する。「年10億枚存在する振込票が仮にすべてマイペイメントに置き換わると、紙の削減量は年約4000t、CO2の排出削減量は同じく約5000tに上り、環境負荷の大幅な低減を実現させることができます」

■ マイペイメント導入により期待される環境効果
市場にある払込票を「マイペイメント」に置き換えることで、期待される環境負荷低減(NTTインターネット試算)

※1 2016年8月29日付 日本経済新聞朝刊 「公共料金や通販のコンビニ払い、用紙不要、NEC・三井住友銀などが新会社、スマホにバーコードで手続き簡単に」より
※2 削減できる紙の量を総務省の報告書に記載の紙の原単位でCO2に換算。削減できる紙によるCO2削減量=紙の枚数(10億枚)×紙の重さ(0.004kg/枚)×原単位(1.28kg-CO2/kg)
出典:総務省 地球温暖化問題への対応に向けたICT政策に関する研究会 報告書 2008年4月
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 NTTインターネットでは、マイペイメントについて初年度売上5億円、3年後には25億円の売り上げを目標にしている。そして、10年後には同社のコンビニ収納年4億枚の内、30〜40%の切り替えを実現し、契約企業の環境負荷の低減に貢献していく計画だ。