タイヤの売り上げで緑化活動

 「G」の緑化活動も、「N」の低燃費タイヤ事業が拡大するにつれて加速する取り組みだ。

 2009年、20年間で100万本の木を植える「100万本の郷土の森づくりプロジェクト」を開始した。国内外の事業所やその周辺地域で植樹や森林管理を進めて2017年度には当初目標のペースを大幅に上回る約172万本の植樹を達成した。

チームエナセーブの活動は、国内、海外問わず広がる。写真上は山梨県忍野八海での清掃活動、写真下はタイでのマングローブ植樹の様子

 100万本プロジェクトの一環として行われている「チーム エナセーブGreenプロジェクト」は、低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの売り上げの一部を使ってタイとインドネシアにマングローブを植える活動だ。2017年までに累計約117万本を植樹し、100万本プロジェクト全体の植樹数アップに大きく寄与している。

 国内では、日本ユネスコ協会連盟と協働で、日本の美しい自然や文化を100年後に残す取り組みを展開し、「住友ゴムGENKIの森」と名付けた11カ所での森づくりを実施。生物多様性保全を念頭に、地域で集めたどんぐりを植え育てる活動となっている。

 「K」と「I」でも成果を上げている。「K」で特に力を入れているのは健康経営の推進だ。活動が評価され、「健康経営優良法人〜ホワイト500」に2017年から2年連続で認定。またダイバーシティやワークライフバランスの推進にも積極的に取り組み、2009年度にタイヤ業界で初めて子育てサポート企業「くるみん」に認定されている。

 「I」ではコーポレートガバナンスの充実、コンプライアンスの徹底などに加え、社会貢献にも積極的だ。毎年春と秋、47都道府県の道の駅や店舗で、来店客のマイカーのタイヤを無料点検する活動を続けている。開始11年目となる2018年4月、点検台数は累計9万台を超えた。

 同社は今後、「GENKI」をガイドラインとしてSDGsの目標とひも付け、より良い社会の構築に向け企業の責任を果たしていく考えだ。