バングラデシュにも進出

最近は海外でも積極的に事業を展開されています。

古川 発展途上国においては各国政府が様々な支援をしており医療機器も比較的新しいものが入っていることがあります。しかし残念なことに肝心の使用方法やメンテナンス方法がわからず放置されているものも目にします。私たちは、バングラデシュにおいて特に事業の必要性を感じ、現地のパートナー及びJICAとの共同事業として600床を超える大学病院を建築中です。21年春にグランドオープンの予定で、今は現地の新型コロナ患者の受け入れや日本式病院とするためのスタッフの育成などを行っています。

■シップヘルスケアの経営理念と手がけた医療施設
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バングラデシュの首都ダッカに病院を建設。国際協力機構(JICA)との共同事業として、日本式の医療と人材育成を支援する
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2018年3月に稼働した大阪重粒子線センター
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重粒子センター内の加速器
(出所:シップヘルスケアホールディングス)
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コロナ禍にあって、期待も高まっていると思いますが。

古川 最近、低濃度オゾンが新型コロナウイルスに効果があるとの研究が発表され、当社が16年から販売している低濃度オゾン装置「エアネス」が注目されています。また、創業時からご縁のあった企業で高機能サージカルマスクをOEM生産してもらい、20年7月から販売しています。さらに、緊急要請されたコロナ重症者用ICUについては、ハウスメーカーの協力を得て施設を開発しました。特殊段ボールを使った院内隔離部屋も製品化の予定です。

 「生命を守る人の環境づくり」のもと事業を拡大し、25年にはグループ売上高1兆円を目指します。