脱炭素、循環型、自然共生を推進

20年3月には「DNP(大日本印刷)グループ環境ビジョン2050」を策定しました。

北島 柱は脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会の実現の3つです。脱炭素社会では50年に自社拠点での温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すことを宣言しました。製品では、「DNP多機能断熱ボックス」が19年度地球環境大賞の「大賞」を受賞し高い評価を得ています。

 循環型社会ではプラスチック使用量の削減と共に、環境配慮包材「GREEN PACKAGING」シリーズを提供しています。リサイクルしやすい単一素材で構成したフィルムパッケージなどで、プラスチックが資源として循環する社会の構築を図ります。

 さらに自然共生社会では、生物多様性に配慮した原材料の調達と事業所の緑地を活かした生物多様性保全活動を進めています。絶滅危惧種の植物を工場に植え、東京都新宿区の本社敷地では再開発プロジェクトとして、武蔵野地域の固有の在来種を植えた「市谷の杜」を育てています。

■DNPグループ環境ビジョン2050
■DNPグループ環境ビジョン2050
出所:大日本印刷

ESG経営を進めるために、どのようなことを従業員に望みますか。

北島 印刷業はもともと典型的な受注産業で、DNPも顧客のニーズに合わせて事業を展開してきました。しかし、社会や環境が大きく変化する中で、社員がESGの観点に立って、社会課題を解決する主体となり、新たな価値を創出することが必要です。それを「第三の創業」と位置づけ、そのための変革をオールDNPで実行していきます。