未来世代がステークホルダー

経営においてESGをどう位置付けていますか。

本多 私は未来の世代が最も大切なステークホルダーだと考えています。彼らにより良い地球環境を引き継ぎたいという思いでESGを中核に据え、事業を進めています。サステナブルな社会実現に役立つウォータースタンド事業を通じて、SDGs達成にも貢献したいと考えています。

 当社はもともとジャストという社名で、ボトルウォーターの販売を主力事業としていました。ウォータースタンドは取り扱いアイテムの1つに過ぎませんでした。

 転機は3年前、マイクロプラスチック問題の深刻さを知ったことです。ボトルウォーターはリユースするとはいえ、多くのプラスチックを使います。ウォータースタンドを活用すればプラスチックの利用を減らせると気付き、この事業に絞ることを決断しました。3年かけて3つあったボトルウォーター工場を閉鎖し、5万件以上あったお客様との取引を終了しました。

今後の展望を教えてください。

本多 ボトルウォーターのサーバーは全国に約400万台普及しています。ウォータースタンドのような水道直結型サーバーのシェアはいまだ僅かですが、今後、プラスチック問題や気候変動問題への関心が高まるにつれて需要は拡大するはずです。30年にはボトルウォーターサーバーを逆転し、400万台の市場に拡大すると予測しています。

 当社は、30年までにそのうちの50%に当たる200万台を普及させることが目標です。様々なコンペティターと共に400万台の市場をつくり、30億本のペットボトル削減を達成したいと考えています。