起業家精神を養う人材育成

グループ内部の人材教育にも力を入れていますが、NSGらしさとは何ですか。

池田 ほかの地域から優秀な方に来てもらうことももちろんですが、「この事業に取り組みたい」と情熱を持つ人をどう育成するかに力を入れています。高い志とともに、絶えずチャレンジする環境をつくる。それぞれの分野で、経営を学びながら、道なき道を切り開いていく。こうした起業家精神(アントレプレナーシップ)を育てることで、持続可能な会社になると感じています。

人口知能(AI)の研究を手がける会社を2017年に設立するなどITを使った人材の育成もしています。テクノロジーの必然性をどう感じていますか。

池田 教育プログラムにおいても、クロステックとよばれる先進的なテクノロジーと結びつける製品やサービスは今後、「待ったなし」で開発していかなければいけない状況です。新型コロナの影響でオンライン教育の推進が急務ですが、医療や介護、食というテーマでもテクノロジーとの融合が進んでいくでしょう。新潟は農業大国なので、農業とテクノロジーを結び合わせたアグリテックも重要です。

 リアルとデジタルの融合に関して、さまざまな年代とチームワークを組んで事業を展開していくなかで、共感を得るのが難しいこともあります。NSGグループが培ってきた面倒見のよさ、やさしさといった人間味を大切にしながら、デジタル分野でもいかに新しい挑戦をしていくかを丁寧に伝えていきたいと考えています。

運営する大学の一つ、新潟医療福祉大学。三井住友銀行の「SDGsソーシャルローン」で設備投資を行っている<br><span class="fontSizeS">(写真提供:NSGグループ)</span>
運営する大学の一つ、新潟医療福祉大学。三井住友銀行の「SDGsソーシャルローン」で設備投資を行っている
(写真提供:NSGグループ)