中川 スコープ3で大きなウエートを占めるのは原材料の調達など上流部分です。サプライヤーが自分たちのエネルギー消費の数値を把握するところから始めて、生産性を上げていくためのサポートを行い、25年には自主削減目標を設定できるようにしていきます。

■ナブテスコグループの2030長期ビジョン
■ナブテスコグループの2030長期ビジョン
■2050年カーボンフリー実現に向けたSBT1.5の新長期目標
■2050年カーボンフリー実現に向けたSBT1.5の新長期目標
出所:ナブテスコ

CEO直轄の委員会で対応

CDPの気候変動Aリスト企業に5年連続で選ばれるなど外部から高い評価を受けています。

中川 CDPは当初に比べて範囲が広がり、内容もより深くなっています。設問のトレンドを予測して自社の活動に取り込むなど、サステナビリティ活動のひな形にしています。

 17年から、事業担当役員の長期業績連動報酬の評価項目の1つにCO2削減を入れていることも評価されているかもしれません。

ものづくり革新推進室が気候変動対応の旗振り役になっていますね。

中川 ものづくり革新推進室は最高経営責任者(CEO)直轄のESH(環境・安全衛生)委員会を担当しています。また当室には生産技術部、調達統括部、環境安全部があります。従来は個別に活動していましたが、スコープ3では調達統括部と生産技術部が協力しなければ対応できません。社内的にも、環境安全部だけでは環境関連の話はできても、生産の話ができません。そこに生産技術部が加わることで、連携して取り組みを進められます。

 ものづくり革新推進室は、グループ横断的な活動を進化させ、競争力強化にも役立つと考えています。