福島 30年までにグループ全体のCO2排出量の13年度比50%削減を目指します。また納入先の顧客や脱炭素パートナー企業と協働して、エネルギーマネジメントや店内環境最適化に取り組み、スーパーからのCO2排出量46%削減に向けた取り組みを進めていきます。

■ ガリレイグループが目指す4つの取り組み「環境アクション2030」
■ ガリレイグループが目指す4つの取り組み「環境アクション2030」
2050年までの「カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」に向け、環境ビジョン「Dramatic Future 2050」を策定。その中で、2030年までの気候変動への取り組みを柱として、「環境アクション2030」を掲げている
(出所:フクシマガリレイ)
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食と命の可能性を切り開く

S(社会)とG(ガバナンス)の面ではどのような取り組みをしていますか。

福島 男性が多い業界ですが、ダイバーシティの観点から総合職の50%以上は女性を採用するという目標を立て、新たに立ち上げた組織「キラリ推進室」で、女性の採用と入社後のキャリアプラン作成や教育に取り組んでいます。さらにフルタイムの女性社員による実業団女子テニス部を17年4月に発足させ、現在日本リーグで活動しています。

 一方、社会貢献では税引き前利益の約1%を社会貢献のために支出するプロジェクト「ガリレイ1%クラブ」を21年2月に稼働させました。それ以前の19年からこども食堂を中心に業務用冷蔵庫を寄贈しており、21年9月末までの総台数は71カ所78台となります。

ESGに配慮した経営の今後の展望をお聞かせください。

福島 ガリレイブランド策定時に、グループのあるべき姿を「食といのちの未来を拓く挑戦者」と定義しました。食に関わる業界のインフラを担って来ましたが、人々の命まで深くコミットできる会社になることを目指しています。

 医療用冷凍冷蔵機器も手がけていて、新型コロナのモデルナワクチン接種会場では私たちの医薬品用小型保冷庫が利用されています。定められている解凍温度と解凍方法に従って解凍、保管する特殊な機器です。こうした取り組みを通して、食と命の可能性を広げ、さらに多くの顧客から支持される会社に成長していきます。