衣料用洗剤国内シェア首位の「アタック」が装いを新たにする。ESG先進企業の花王が満を持して、容器に100%再生プラスチックを採用した。

 花王は2021年4月10日に衣料用洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を改良新発売する。今回の改良では、洗浄力の強化や抗菌、ウイルス除去効果に加えて、環境への貢献を強く打ち出している。その1つが、100%再生プラスチックでできた容器の採用である。

 同社の衣料用洗剤の本体容器に採用するのは初めてだ。これまで、ドイツや台湾といった海外では100%再生プラの容器をシャンプーなど一部の商品で採用していた。

 3月17日の発表会に登壇した同社ESG部門ESG広報担当部長の大谷純子氏は、「自分が清潔で健やかでいられるために、目に見えない誰かを傷つけたり、地球環境に負荷をかけたりすることを望んでいるお客様はいないと思う。私たちの商品を選んでいただくことで、環境負荷を少しでも減らせるような選択肢を提供したい」と語った。

100%再生プラスチックの容器を採用した「アタック ZERO」<br><span class="fontSizeS">(写真:花王)</span>
100%再生プラスチックの容器を採用した「アタック ZERO」
(写真:花王)

環境貢献を新たな価値に

 「落ちにくい汚れ」「生乾き臭」「洗剤残り」の3つを限りなくゼロにする高い洗浄力を売りとしていたアタックゼロに、「バージン(新品)プラの使用ゼロ」が加わったことになる。この4つ目のゼロを新たな付加価値に商品競争力を高めるためには、消費者への情報発信が欠かせない。

 花王ファブリックケア事業部ブランドマネジャーの原岡理映氏は、「20年度のアタックゼロの売り上げは19年度比116%に伸長した。商品の価値を理解、共感していただける人を増やし、21年度も2桁伸長を目指す。汚れ落ちの良さや清潔力をより実感してもらいながら、社会や環境面を含めた上での清潔力を実感して喜んでもらえるように、マーケティングプランを検討する」と言う。