約2万人にESGの視点から企業のブランドイメージを聞く「ESGブランド調査」。2000年から継続してきた「環境ブランド調査」の対象範囲を「環境(E)」だけでなく、「社会(S)」や「ガバナンス(G)」まで広げ、「インテグリティ(誠実さ)」の項目を加えた。第1回の調査結果から、上位企業の取り組みやテーマごとの特徴を連載で紹介する。今回のテーマはインテグリティ。総合順位の上位企業に加え、アップルやグーグルなどがランクインした。

 インテグリティイメージスコアランキングは、1位のトヨタ自動車、2位のサントリーに続いて、3位にApple(アップル、ESGブランド指数15位)、4位にオリエンタルランド(同32位)、5位にGoogle(グーグル、同13位)が入った。

■ インテグリティイメージスコアランキング上位30社
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アップル7項目でトップ10

 アップルは、9つの設問のうち7つでトップテン入りを果たした。中でも「広告やマーケティングを適切に実施している」「将来世代のことを考えて経営している」で3位と、特に評価が高かった。自由意見を見ても「革新的な製品の開発」「最新鋭の機器を開発製造している」「先進的なデザインとリサイクル」といった記述が多く、消費者は時代の先端を行く企業というイメージを強く持っているようだ。

 東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドは、「従業員がいきいきと働いている」で1位、「自分が関わる組織の手本としたい」で2位を獲得した。TDRで接客を担当する「キャスト」の好感度が高いことはよく知られており、働き方の手本にしたいとの見方が多いようだ。これは、社会の「人材育成や従業員教育に積極的である」で同社が2位に入ったことからもうかがえる。

 もう1つ、オリエンタルランドで特筆すべきは、ガバナンスの「危機管理が徹底していて不祥事が起きにくい」「役員や従業員が社会的な規範に則した行動をしている」において、いずれもトヨタ自動車に次いで2位に入ったことだ。