よい会社にはよい株主が集まる

 株主総会当日、私には2つの役割がありました。1つは、全体の株主総会で一言挨拶をさせていただくこと。もう1つは、株主総会後に社外取締役の岡島悦子さん(現社内取締役)とトークセッションをすることです。

 所要時間や発言数は後者の方が圧倒的に多かったのですが、前者の役割の方が精神的疲労感は大きかった気がします。というのも、私と岡島さんのトークセッションは任意で参加していただくプログラムで、聴講しに来てくださる方々は私の活動に多少なりとも興味を持ってくださっている方々だからです。それに比べて、興味のない方もいらっしゃる挨拶は相当なプレッシャーがありました。

 実際はというと、株主総会で全体に対して挨拶するのは一瞬で終わりました。それまでは多くの不安を抱いていましたが、株主の方々は皆暖かい目で見守ってくださっているのが分かりました。「次世代」と言われる私たちが素直に社会に対して思っていること、達成したい未来などを私なりの言葉で発信できた貴重な機会でした。これから、より多くの企業で若者が積極的に大きなプロジェクトに関与できる仕組みが増えてほしいと思っています。年齢の壁を取っ払い、実力ある学生たちがより社会に貢献できる仕組みの構築に私も励んでいきたいです。

 今振り返ってみると、株主総会の半分ぐらいの記憶は緊張で飛んでいました。私はもともと緊張しないタイプなのですが、前代未聞すぎる出来事にかなり動揺していたのだと思います。記憶はおぼろげではありますが、ユーグレナの株主総会に参加されていた株主の方々は本当に暖かく、社会のことを思っている方が非常に多いなと感じたのは覚えています。よい会社にはよい株主が集まっているんだろう、と強く確信できた日でもありました。

 株主総会に出席して多くの株主の方々と交流できたことは、私自身の成長にもつながりました。次回は、初めて外部で単独登壇した時のお話をしたいと思います。