今回は、とあるワークショップで他の同年代らと交流したときについてお話しできればと思います(前回の記事から読む)。若者が社会課題と向き合い続ける大変さ、それと同時に日本の教育現場を改善していかなければならないことに気づけた大切なイベントです。

 2019年が終わる頃、私は中高生の先輩として、SDGs(持続可能な開発目標)に関するワークショップにゲストとして参加しました。参加者は東京を中心として全国から社会課題の解決に意欲的な中高生が集まっていました。イベントを通して中高生と上下関係なく楽しく交流し、それぞれが学校でどのような授業を受けているのかを知ることができました。数時間のワークショップではありましたが、多角的な視点から1つの議題に関して深く話し合え、非常に充実していました。

SDGsのワークショップに参加した中高生と話す小澤さん
(写真:ユーグレナ)

「なんとなくやっている」

 ただ、そのイベントを通して自分の中でなんとなく違和感を持ったこともありました。それは、社会課題に高い関心を持つ中高生がイベントに集まっているというのに、ある参加者の子が「自分は社会課題を解決できないと思うけど、今はなんとなく取り組んでいる」と本音を漏らしていたからです。本来であれば、ワークショップというものは参加している学生らの自信につながったり、探究心をより深められたりするような環境であるべきです。しかし、実際は少し悲観的な発言をしている参加者もいた。私はその発言を聞いた直後に思わず「なんでそう思うの?」と聞き返していました。