日経ESG・ESGブランド調査2021取材班

第2回ESGブランド調査でソニーは昨年の総合12位から4位に順位を上げた。グローバルに事業を進めるための環境方針とマネジメント体制を確立。5年ごとに中期目標を更新して着実に課題解決を進める姿勢が共感を呼ぶ。

 ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というパーパスの下、多様な事業をグローバル展開する。パーパス実現には人、社会、地球が健全であることが前提と考えている。

■ ソニーのESGブランド指数
■ ソニーのESGブランド指数
■ ESGブランド指数トップ10
■ ESGブランド指数トップ10
11位から100位のランキング、調査方法はこちらを参照ください
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 環境ビジョンの実現や中期目標の達成、法規制などの順守を徹底するため、グローバルで統一した環境マネジメントシステムを構築し、本社の環境機能は経営層が統括している。社長を含むマネジメント層は、定例会議で環境に関する社内の重要課題を共有している。

 「それぞれの領域で責任を持つ体制を構築し、事業ごとに方針や施策を実行している」と、サステナビリティ推進部シニアゼネラルマネジャーのシッピー光氏は説明する。

■ ソニーの環境マテリアリティ分析
■ ソニーの環境マテリアリティ分析
注記:・グラフ中のプロットには、「G4 サステナビリティ・レポーティング・ガイドラ(GRI) で定義された環境領域の側面を記載

GM2020策定に際して環境に関するマテリアリティ分析を実施し、目標を設定した。気候変動に関する目標は、国際イニシアチブ「ScienceBased Targets」(SBT)に認定された
(出所:ソニー「Sustainability Report 2021」)

2050年に環境負荷ゼロへ

 環境分野に関しては、2050年に環境負荷ゼロにすることを目指し、事業と製品ライフサイクル全体での温室効果ガス排出量ゼロを目標とする環境計画「Road to Zero」を10年に策定した。

 「気候変動」「資源」「化学物質」「生物多様性」という4つの課題に対して、製品・事業のライフサイクルを通じて環境負荷をゼロにしていくというものだ。50年のあるべき姿からバックキャストして、Road toZero実現に向けて5年ごとの中期目標「Green Management(グリーンマネジメント)」(GM)を設定して達成状況を評価している。

■ 2050年に環境負荷ゼロを目指すためのロードマップ
■ 2050年に環境負荷ゼロを目指すためのロードマップ
2050年に環境負荷ゼロを目指す「Road to Zero」に向けて、5年ごとに中期目標である「GM」を策定し、事業活動を進める
(出所:ソニー「Sustainability Report 2021」)
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