日経ESG・ESGブランド調査2021取材班

一般の消費者やビジネスパーソン約2万1000人にESGの視点から企業のブランドイメージを聞く「ESGブランド調査」。2021年に実施した第2回の結果は、前年に引き続き圧倒的な支持を得たトヨタ自動車が総合1位を堅守した。2位には、昨年と同じくサントリーが続いた。
 この調査では、「環境」「社会」「ガバナンス」「インテグリティ(誠実さ)」の4分野で、「気候変動の対応に努めている」や「経営トップがガバナンスに対する高い意識を持っている」など合計68の項目を設定し、各社(各ブランド)のイメージを聞いた。
 インテグリティでは、ESGに分類できない良い会社のイメージとして、「将来世代のことを考えて経営している」などの項目を設定した。今回はインテグリティの調査結果を紹介する。インテグリティで8位の日清食品は、「良い企業文化」でサントリー、ソニーと同率の1位だった。ANAは雇用維持への評価が高く、9位に躍進した。

 インテグリティは、消費者の「信頼」を最もよく示す指標ともいえる。設問は、プラスイメージのみの9項目である。

■ 調査で尋ねたインテグリティの設問
■ 調査で尋ねたインテグリティの設問

 2021年のインテグリティイメージスコアランキングの上位の顔ぶれは、前年と大きくは変わらず、1位のトヨタ自動車、2位のサントリー、3位のソニーなどを含む7社が、2年連続してトップテン入りを果たした。

 6位に入った花王は、インテグリティの質問項目のうち最も回答率が高い「今後も応援し続けたい」で1位を獲得、前年の10位から大きくランクアップした。自由意見を見ると、環境に配慮した商品開発やリサイクルの取り組みへの評価のほか、特に男性の回答者の中に「ガバナンスが徹底している」「業界のサステナビリティを主導している」「ミッション経営を実現している」などESG経営を広い視点で評価する記述が見られた。

■ インテグリティイメージスコアランキング上位30社
■ インテグリティイメージスコアランキング上位30社
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