気候関連務情報開示タスクフォース。世界の中央銀行総裁が集まる金融安定理事会(FSB)の傘下で、気候変動の財務リスクの開示を企業に求める国際プロジェクト。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の要請を受けて始まった。

 2017年6月に発表した「提言」では、投資家や金融機関に対して、投融資や保険引き受けの対象となる企業が気候変動によってどのような影響を受けるか考慮することを求めた。企業に対しては、投資家や金融機関が判断に用いる情報の提供を求めており、気候変動が将来の事業に及ぼし得る影響を分析する「シナリオ分析」の実施を求めている。

 シナリオ分析では、未来を描く自社シナリオを複数設定し、未来において気候変動が企業に及ぼすリスクや機会といった影響を導き出す。リスクには、気候変動の物理的な影響がもたらす「物理的リスク」と、低炭素社会への移行に伴う「移行リスク」がある。リスクや影響の度合いによって適切なシナリオを参照する必要がある。