「ESG」は環境(Environmental)、社会(Social)、企業統治(ガバナンス:Corporate Governance)を指す。投融資に際し、これら3つの視点から投融資先を評価、選別、監視していく考え方をESG投資という。ESG投資は、環境とガバナンスを重視しつつ、より広い観点から企業の社会的な価値を評価しようとする考え方がベースになっている。

 ESG投資が注目される理由の1つに、投資の短期リターンの追求がグローバルな金融危機を引き起こしたという反省がある。短期的な利益追求の側面から企業の評価方法を転換し、気候変動や世界的な労働環境、人権問題などのめまぐるしい変化へのリスク対応を含めて長期的な持続可能性を評価する投資を「サステナブル投資」と呼ぶ。NPO法人の日本サステナブル投資フォーラムの調査によると、2021年時点でサステナブル投資残高は514兆円に上る。これは前年比で65%以上の伸びであり、今後もサステナブル投資の残高、取り入れる機関投資家の数ともに拡大していく見込みだ。