エネルギーの消費量を限りなくゼロに近づけた住宅(ZEH=netZeroEnergyHouse)やビル(ZEB=netZeroEnergyBuilding)のこと。建物の断熱性能を大幅に向上させるとともに、効率の高い設備システムで省エネルギーを実現し、そこで使う電力を太陽光発電などの再生可能エネルギーでまかなうことにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指す。政府は「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という目標を掲げている。

 経済産業省は自社が受注・建設する住宅のうちZEHが占める割合を50%以上とする目標を宣言・公表したハウスメーカーや工務店、建築設計事務所、リフォーム事業者などを「ZEHビルダー」として公募・登録し、社名や目標などを公表。全国のハウスメーカーや工務店を中心に約7600社の登録がある。

 ZEH/ZEBについては欧米諸国をはじめとして世界各国が実現と普及に向けてロードマップを作成し取り組んでいるが、Eが「エネルギー」か「エミッション」かという点や、英国ではオフサイトでの再生可能エネルギーの活用を含めるなど、定義は若干異なる。