責任ある創造的なリーダーシップを発揮することで、社会の一員として持続可能な成長を実現する。国連グローバル・コンパクトは、こうした成長を目指す企業が、世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みである。1999年の「世界経済フォーラム(ダボス会議)」で、当時のコフィ・アナン国連事務総長が提唱した。2000年7月に米ニューヨークの国連本部を拠点として発足した。世界各地の多くの企業や労働組合、市民社会組織が参加する。2022年1月時点で、世界約160カ国で1万7500を超える企業・団体(うち国内企業・団体は約450)が署名している。

 企業の国際化・国際進出が進んだことで起こりかねない様々な問題を解決するため、企業が人権、労働、環境分野の10原則を守ることを目指す。10原則は、労働者の人権保護、組合結成の自由や強制労働の排除、児童労働の廃止など労働環境の向上、環境配慮の促進、環境にやさしい技術の開発と普及、わいろや強要など様々な形の腐敗の防止などをうたっている。