2016年10月、アフリカのルワンダの首都キガリで開催されたモントリオール議定書締約国会議で代替フロンのハイドロフルオロカーボン(HFC)の生産や消費量の段階的な削減などが合意された。

 HFCは、オゾン層を破壊するCFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)に代わる冷媒として使われてきた。温暖化への影響度を表す地球温暖化係数(GWP)が最大でCO2の1万倍以上と高く、生産や消費を削減する必要があった。HFCによる地球全体の平均気温上昇は約0.5℃で、キガリ改正の目標を履行すると約0.06℃に抑えられる。

 キガリ改正では、生産量や消費量の削減目標を、2つの途上国のグループと、先進国グループの3つに分けて設定した。先進国が削減を先行して取り組む。2047年までに全グループが80~85%を削減する。改正を受け、国内ではスーパーやコンビニエンスストア、冷凍倉庫などで代替フロンを使用する冷凍・冷蔵設備への切り替えが進んでいる。