聞き手/酒井 耕一(日経ESG発行人)

軽量シャッターの製造・販売で創業し「多品種化」と「グローバル化」で成長。安全、安心、快適な商品とサービスの提供により社会課題の解決に取り組む。

――第三次中期経営計画では、国内外でのさらなる飛躍を目指すと宣言されています。そこに込めた思いや基本的な考え方を教えてください。

髙山 靖司(たかやま・やすし)
三和ホールディングス 代表取締役社長COO
1971年生まれ。2006年、三和シヤッター工業(2007年、持株会社体制へ移行し、三和ホールディングスに商号変更)入社。構造改革推進部長、常務執行役員 海外事業部門担当補佐、専務執行役員 経営企画部門担当、執行役員副社長 社長補佐を経て、2017年より現職(写真:村田 和聡)

髙山 靖司 氏(以下、敬称略) 今回の第三次中期経営計画は、2020年までの長期経営計画「三和グローバルビジョン2020」を締めくくる2019年、2020年の2カ年計画となります。同時にこの2年間は先の状況を見極め、次の長期ビジョンを描くための準備期間でもあると位置づけています。

 具体的には「グローバル・メジャー」としてのトップブランドの基盤確立を目指し、5つの基本戦略を策定。①日・米・欧のコアビジネスの事業領域拡大と強化、②サービス分野の強化とビジネスモデルの拡大、③中国・アジア事業の基盤拡充、④働き方改革と生産性向上、⑤ESGを推進し、社会からより信頼される企業体質へ、という目標を掲げ、取り組みを行っています。

――政治の面から見ると世界には多くの不安要因がありますが、グローバルにビジネスを展開するにあたり、産業面ではどうでしょうか。

髙山 当社の事業領域でいえば、米国はここ数年市場環境が良好ですし、欧州も経済成長は緩やかですが未開拓の地域が多数あります。アジアは成長過程にありますから、さらなる市場の伸びが期待できます。一方、日本は2020年以降の建設需要が懸念されていましたが、現在受注状況は好調です。今後も東京や地方の中核都市で再開発の動きがあり、国内外ともにビジネスチャンスは大いにあると考えています。

■ 三和の価値創造モデル
図版提供:三和ホールディングス
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