「感謝」のやり取りを広げる

――今までにない挑戦も多く、人や組織にも変革が求められますね。

掬川 「LIVE計画」第4のダイナミズム創出で最も重視しているのは従業員のモチベーションアップです。多様な個人の能力を開発・育成し、職場で発揮してもらい、働きがいを感じてもらえるよう改革を進行中です。組織内の人と人との関係性を強めることにも注目しています。オンライン上で感謝や賞賛を伝える仕組みを研究開発本部で試験導入したところ、非常に評判が良かったので、全社への拡大を検討しています。

――若手従業員と経営陣が集う「リ・デザインフォーラム」の開催も働きがい改革の一環ですか。

掬川 フォーラムの狙いは会社の地力を上げることです。現場が感じる課題を経営陣と議論し改革案を練り上げます。18年度には自ら手を挙げた99人もの従業員が参加。関心が高かった働きがい改革と新事業創出をテーマに半年間、議論を重ねました。最終的に提案してもらった施策は既にいくつか導入しています。

――マレーシアや中国では予防歯科をコンセプトに啓発活動も行っています。事業であると同時に、SDGs貢献にも直結する取り組みですね。

掬川 SDGsという言葉ができる前から、人々の健康増進への貢献を考えながら事業を進めてきました。オーラルケアはその典型的な事業です。日本では自宅での「セルフケア」と歯科医院などでの「プロケア」を組み合わせ、予防歯科を実践しようと啓発してきました。海外でも考え方は同じ。歯科医界など外部との連携を深め、ヘルスケアのレベルアップを図っていきたいと思います。