次世代のために環境を守る

――CSR活動にも力を入れています。

木下 このところ台風や水害などこれまで体験したことのない自然災害が起こり、地球温暖化を認識せざるを得ない状況になっています。私たちが便利な生活を求めて化石燃料をたくさん使ってきたことが一因だとしたら、負の遺産を次世代に持ち越すことだけは避けなければなりません。当社は「子どもたちの未来にエコ電力」を経営理念に掲げ、次世代のために再エネをさらに普及させないといけないという思いを持って、全社で取り組んでいます。

 そこで、CSR活動の一環として幼稚園・保育園などの教育施設へ太陽光発電システムを寄贈する企画「エコの輪をひろげよう!おひさまこっこプロジェクト」を実施しています。

 2018年8月、プロジェクト1号となる、大阪府松原市の保育園「青い鳥学園」への寄贈を行いました。そのセレモニーに出席したのですが、園児たちがお礼に『手のひらを太陽に』を歌ってくれました。

 私も園児たちに、「この保育園は地球に優しい電気を使っています。そのことをお友だちやご両親に伝えてね」とお願いしました。そして、「地球がこれ以上暑くならないように、そして、あなた方が安心して生活ができるように、私も含め大人たちはがんばっています」と話をしてきました。

■ 教育施設への太陽光発電システム寄贈
「エコの輪を広げよう!おひさまこっこプロジェクト」の第1号となる大阪府松原市の保育園「青い鳥学園」への太陽光発電システム寄贈式を2018年8月に開催
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 この他にも、社員が中学校に出向き、市町村と協力して「地球環境とキャリア」をテーマに授業をする「ドリカムスクール」なども行なっています。再エネや地球環境に対する子どもたちの関心を高めるきっかけを少しでも提供したいという社員の思いで実現したものです。

バイオガス発電に参入

――最後に再エネ事業の長期的展望を教えていただけますか。

木下 今後も再エネへのニーズは高まり続けるでしょう。太陽光発電は引き続き主力として普及させていきたいと考えています。

 ただ、現在はFIT制度の下で事業が成り立っているのですが、先ほどお話ししたようにFITは2022年度に8.5円を目標に終了することが決まっています。

 そうなった場合、FITに依存しない太陽光発電投資事業および自家消費型太陽光発電の普及を積極的に進めていこうと考えています。ブロックチェーンなどの技術を利用して太陽光発電の再エネ価値を需要家につなげる仕組みづくりと、さらに安価な太陽光発電所づくりが課題になるでしょう。

 また、食品残さによるバイオガス発電も検討しています。食品リサイクル法を順守するためのニーズは十分にあると考えています。