2017年度からSDGsを推進

――SDGsに2017年度から取り組み始めていますが、その取り組みについて教えてください。

齋藤 もともと水に関わる仕事をしているので、事業そのものがSDGsの考え方に非常に近いと考えました。実際に環境負荷の低減とリサイクル率の向上は私たちの汚泥処理プラント「エコジョイン北関東」で日常的に取り組んでいる課題です。そこで企業に向けた行動指針である「SDGコンパス」に則って、SDGsへの理解を深めるとともに、具体的な施策を実施することにしました。

 実施にあたっては、社長や経営幹部が先頭に立ち、社員全員で取り組んでいます。

――SDGsを推進するために「タカヤマアカデミー」を活用されています。

齋藤 「タカヤマアカデミー」というのは、お客様の声を社員全員で共有しようとする取り組みでしたが、それ以外に社員がコーディネーターになって、業務改善に役立つ研修会も開いています。こちらの機会を利用して、2017年から2年間はSDGsの研修を実施しています。

 2017年度はStep1として、SDGsを学習し、理解を深めて、業務がSDGsのどの項目に該当するかの意見を出し合いました。2018年度はStep2として、今後具体的に取り組むべきSDGsの活動アイデアを募りました。全社員からアイデアを募ったところ423件も集まり、それを集計して本業との関連で181件の課題を抽出しました。

――2019年度はどのような展開を考えていますか。

齋藤 Step2まで取り組んだSDGsを、2019年度にはStep3の目標設定、Step4の経営への統合まで進める予定です。2019年度は実行計画の初年度ということもあり、実現可能な目標を設定しています。「全車両のエコドライブ強化による燃料削減」「パッカー車に防犯カメラを搭載、警察と連携することでの地域安全のサポート」「障害者雇用の推進」「ISO14001など実施中の項目の設定数値の高度化」の4項目を目標に据えました。

■ タカヤマのSDGs
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■ Step 2で抽出した優先課題
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――今後についてお聞かせください。

齋藤 節電のための電力会社の切り替え、化石燃料に頼らないエコカーの導入、女性が働きやすくするための制度の充実と女性管理職の拡大、エコジョイン北関東のエネルギーのコージェネ化を目標として掲げています。SDGsに則った取り組みを進め、「憧れの会社」に向けて、普遍性と先進性を持った形で成長していきたいと考えています。