ビジネスの成果を社会に還元

――ESGに対する考え方をお聞かせください。

カサノバ まずは安全で品質の高い商品をお届けすることで、みなさんに信頼していただく、それが私たちのビジネス。その上で、世界100カ国以上で展開している巨大なスケールを活かし、環境・社会に対して責任を持ち、還元していくべきだと考えています。

――このほかESGに関するどのような活動をしていますか。

カサノバ たとえば、全国のマクドナルドで働くクルーたちが良い職場できちんとしたトレーニングを受け、しっかりと成長できるようにしていくことも私たちの責任です。一例として「ハンバーガー大学」という人材育成の仕組みがあります。これはマネジメントやチームビルディング、コミュニケーションなどリーダーシップスキルを教えるところで、2017年は7000人が修了しました。

 地域コミュニティへの貢献も重要な活動です。お子様のスポーツ支援や食育支援、警察と連携した防犯や交通安全の取り組みなどを行っています。地域コミュニティへの貢献は、戦略というより、ミッションだと考えています。

 環境省の協力を得て実施した「ハッピーりぼーん」もユニークな取り組みです。回収ボックスに提供いただいたおもちゃをリサイクルし、店舗で使うトレイに再生します。マクドナルドとしては日本が初めて実施したプロジェクトで、他国のマクドナルドも興味を持っています。

――働きやすい職場づくりを進めている企業としても有名ですね。

カサノバ ダイバーシティの推進も私たちにとってきわめて重要なテーマです。女性や高齢者が働きやすい職場づくりに力を入れて、評価をいただいています。今後は女性幹部の比率も増やしていきたいと考えています。