今こそ、人的資本経営
ESG投資が重視される中、企業には人的資本(human capital)の情報開示が求められつつある。企業にとっての人的資本とは、開示すべき情報とは何か? 機関投資家、有識者、先進企業への取材を通して、企業価値を高める人的資本経営について検証する。
連載記事一覧
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ISO30414の人的資本経営にはHRデータとHRテクノロジー活用が必須
国際標準化機構(ISO)の国際規格「ISO30414」は、人的資本経営にHRデータの活用が欠かせないと説く。HRテクノロジーでデータを収集・分析し、意思決定の精度を高めることで、人的資本経営は大きく前進する。ISO30414とHRテクノロジ...
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人的資本経営に3つの潮流、日本企業の課題とは?
従業員エンゲージメントと企業業績の相関関係が明らかとなり、これを高める施策が進みつつある。世界的な3つの潮流の中で、日本企業は何を目指すべきか。三井住友銀行の人事戦略を牽引する人事部 上席推進役の樋口知比呂氏に話を聞いた。
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人的資本の情報開示で懸念される、日本企業の落とし穴
国際規格などに基づいて人的資本の情報開示を進める場合、日本企業には特に注意すべき点があるという。欧米に理解されにくい独特の文化や価値観があるからだ。失敗を避けるには何が必要なのか。国内外の投資家事情に詳しいフィデリティ投信ヘッド オブ エン...
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投資家への説明責任も!? ISO30414の精査が人事担当者の急務に
人的資本の情報開示に向けて、企業が動き始めた。8月に、米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して「人的資本の情報開示」を義務づけると発表したことを機に、国内でも準備を始める企業が増えている。特に、国際スタンダードと目される国際規格「IS...
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国際規格ISO30414への対応で誰もが悩む2つの課題とは?
人的資本の情報開示を求める動きが加速する中、ガイドラインとなる国際規格「ISO30414」への対応を始める国内企業が増えている。その過程で誰もが直面する課題が、ISO30414が規定する開示情報49項目の検討と、社内からデータを収集する仕組...
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人的資本経営で日本企業に求められる「価値観の転換」とは?
人的資本経営の核心は、従業員エンゲージメントの向上にある。多くの日本企業が考えてきた「従業員の幸せ」とは、本当に正しかったのか? ESG経営、企業価値向上、人材戦略などに詳しい一橋大学大学院CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏に話を聞いた。
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人的資本の情報開示、CHO/CHROがまずやるべきことは何か?
欧米企業を中心に人的資本の情報開示に向けた取り組みが進んでいる。今年8月に米証券取引委員会(SEC)が上場企業への義務化を決めた。欧米企業の現状や日本企業の対応状況について、慶應義塾大学大学院経営管理研究科特任教授の岩本隆氏に話を聞いた。
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人的資本の情報開示、ついに義務化! 米SECが8月末に発表
企業の「人的資本経営」がいよいよ加速する。米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して「人的資本の情報開示」を義務づけると発表したのだ。国際標準も続々と登場している。この動きを受け、日本企業に早急な対応が求められる。