企業の人事最高責任者によるコミュニティ「Human Capital Committee」の幹事会員に聞く「2021年、人事の大問題」。第3回の回答者はキッコーマンの松﨑毅常務執行役員CHO人事部長だ。「経理やエンジニアの海外要員は新卒からジョブ型で狙い撃ちしたい」と語る。職務給の導入は本格検討していないが、IT(情報技術)人材などの中途採用では、激しい争奪戦を勝ち抜くため、高度プロフェッショナル人材として独自の報酬体系が必要とみる。2021年に向けた人事の大きな3つの問題について、「〇=予定がある、具体的に検討中」「△=検討中だが課題がある」「×=予定なし」の3択で答えてもらった。
松﨑 毅(まつざき つよし)
キッコーマン 常務執行役員 CHO人事部長
キッコーマン 常務執行役員 CHO人事部長

Q1:2021年もテレワーク主流の働き方を続ける予定があるか?
【〇】外圧で一気に浸透した。在宅勤務率の数字目標も決めて取り組む。
Q2:2021年までにジョブ型雇用を導入する予定があるか?
【△】職務給は未導入だが、経験者採用はすでにジョブ型、新卒も検討中。
Q3:2021年までにオフィスの縮小やリニューアルを実施する予定があるか?
【△】働き方見直しプロジェクトで議論し、関係部署にて検討中。