コロナ禍での良き働き方について、従業員コンディション発見ツール「Geppo」を提供するヒューマンキャピタルテクノロジーの林さん、松田さんと語り合う企画。後編では心身の健康に注目。睡眠時間が増えたのに、よく眠れていない人も。解決の糸口を探る。

 

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林: Geppoのデータを分析すると、健康指標も興味深い結果を示しています。2020年の3~4月で睡眠が大幅改善しました。テレワークが主流になって出勤がなくなり、会食もなくなって睡眠時間が増えたことが原因です。

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Geppoの健康スコア平均値推移(出所:ヒューマンキャピタルテクノロジー)

 ただし時を経るごとにだんだん下がっています。コメントを見ると、コロナが少し落ち着いて徐々に物理出勤が増えたことが原因の一つです。また「寝る時間は十分あるのに寝付けない」「ずっと家にいて体は疲れていないが頭は疲れている」「オンオフの切り替えができず、ずっと仕事のことを考えてしまう」といった人が増えたためでもあるようです。

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ヒューマンキャピタルテクノロジーChief Customer Officer 最高顧客責任者の林 辰星氏(写真:稲垣 純也)

河野: 自分の若い頃を思い出してみると想像がつきます。ワンルームで一人暮らしだったりすると、起き上がったらすぐに環境があるので、そのままぱっと仕事が可能です。これだと確かにオンオフ切り替えられないですね。

林: うちの会社の話ですが、以前からメンバー同士がなんとなく雑談をする「よもやま」という習慣がありました。これはリクルートで始まったもので、テレワークになってからは電話でやっているのですが、家の近くを歩きながらよもやまをやるように推奨しています。ちょっとした運動はリフレッシュになるので、習慣づけてしまおうと。

河野: 散歩というのは、学問的にも証明されたリフレッシュの方法のようですね。私自身は、在宅で仕事を始める時はなんでも良いから襟付きの服に着替えると決めています。部屋着のまま仕事モードに入らないようにするわけですね。

 歩く距離も減ったので、もともと週に1度やっていた水泳を週2回に増やしました。これらをすることで生活リズムやメリハリを保つようにしています。