メンタル改善のPDCAを回す

河野: 最後になりましたが、ウイズ/アフターコロナ時代やその後に訪れるであろう「働き方黄金期」に向けて、Geppoとしてはどのような課題を捉え、どのようにそれに対応していこうと考えていますか?

松田: 今後の機能拡張としては、「予知機能」「要因解析」「アクションリコメンド」などを想定しています。クライアントからのニーズが強いのがこの3つです。

 従業員の健康状態が悪化する前触れはどんなものなのか。それを明らかにするうえでは、面談メモを自然言語データとして蓄積し、Geppoの回答データとの関連から要因を解析することが有効でしょう。それに対してどのようなアクションを取り、その結果社員の状況がどう変わったかを継続的に記録していけば、社員のコンディションを改善するPDCAが回るようになります。これらの一連のプロセスをGeppo側で分析してクライアントに提供するような機能・サービスを充実させていければと思っています。

河野: それはありがたいです。現在進行形で起きているコロナ禍由来の変化はこれまでの経験にないことであり、過去の知識があまり活用できないと思っています。こういう時は、できるだけデータに基づいて客観的に判断したいので、データに基づく分析には大いに期待したいです。

 

林: 実際にこのリモート環境下で引き合いは1.7倍に増えています。社員の顔も含め、いろいろなものが見えなくなったので把握したいというニーズが多いのだと思います。

河野: 「パルスサーベイは大事」と経営者に言っても、あまりピンとこない方も多いと感じます。顔を見ないと分からないという考え方がまだまだ主流です。こういう時代であるからこそ、データに基づいて客観的に判断することが、今まで以上に経営者に求められるのだと理解してほしいですね。

右端が筆者(写真:稲垣 純也)
右端が筆者(写真:稲垣 純也)