コロナ第3波が猛威を振るい、「Go To トラベル」の一時停止が発表されるなど生活に大きな影響を与えている。テレワークなどで働く人が感じるストレスも多岐にわたり、様々な要素が入り組んで解決は一筋縄ではいかない。職場でできることは何なのか。
(写真:123RF)
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 本稿執筆時点で新型コロナウイルス感染症の1日当たりの新規感染者数は全国で3000人に迫る勢いとなった。東京都では600人を超え、北海道や大阪府ではその重症者の受け入れが厳しく、一部の地域では他の病気の患者さんの治療に影響が出始めている。「Go To トラベル」の一時停止が発表され、不要不急の外出自粛要請を発出する自治体も出るなか、前回まで触れてきたテレワークを継続ないし強化する職場がより増加する可能性もある。

 そうした環境下で、働く人が感じるストレスは多岐にわたっている。

 
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 職場サイドとしての最大の問題は「自分の仕事上の成果が上がらないと感じる」人の割合が比較的高いことではないかと思われる。そして、どの回答もそれなりの割合に上っており、ストレス要因が多様化していることをうかがわせる。それぞれの選択肢は回答する側や集計結果を見る方には“ありそうな”話に見えるかもしれないが、実際には異質な問題が入り混じっていて、職場の健康管理などの視点では、次のように分類することができる。

「仕事内容や手順が変わった」「オンライン会議で意思疎通ができない」「上司や部下、同僚との意思疎通や相談がしにくい」など
⇒作業管理(仕事の仕方、させ方を工夫して、疲労やストレス、健康問題を防止すること)

「自宅でテレワークのためのスペースを確保できない」「仕事ぶりを監視されている気がする」など
⇒作業環境管理(仕事を行う際の環境面からの健康影響を最小化にすること)

「テレワークのために自宅から外出できない(ことによる運動不足)」など
⇒健康管理(快適な職場環境と労働条件の改善による働く人の健康確保)

「公共交通機関の利用に(感染するなどの)不安を感じる」
⇒通勤安全(安全な通勤を確保し、通勤災害に巻き込まれないようにすること)

「勤務先の先行きや自分の雇用についての不安」
⇒社会的健康(心身の健康に影響する人間関係や雇用、社会経済状況などのこと)

「テレワークで家族と接する時間が長くなった(ことによる業務以外のストレス)」
⇒職業性ストレスモデル(ストレスチェックの理論的背景となる職場ストレスとその影響)

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