本連載の書籍化に当たり、海老原さんが登壇する対談ウェビナーがスタート。今回はそのさわりを披露する。経営者にとって「人周り」の意思決定は難しいものだが、そこには3つの理由があった。

(写真:123RF)
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 みなさん、連載「人事の企み」に長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。作者の海老原嗣生です。前作の「人事の組み立て」からほぼ、2年にわたりお引き立ていただけましたこと、感無量です。

「人周り」の意思決定を難航させる3つの理由

 さて、本作も化粧直しをして、4月18日に単行本としていよいよ上梓されることになります。海老原流の「人事愛」はいかがでしたでしょうか?

 きれいごと、表面をなぞるおためごかしが大嫌いな性格のため、「厳しいなあ」と思われた方も多いかと心配もしておりました。ただ、どうしても最近の「いい加減な」HR論議には納得がいかず、知識と経験の限りを尽くして、浮ついた流行論を腐(くさ)したつもりでおります。

 実務に根差し、本当に役に立つ考え方。

 ただし、単なる経験論ではなく、体系立ててロジカルに説明できること。

 この二つを常に意識して、前作では人事理論を、本作では人事実務をテーマに、思いのたけを記してまいりました。

 もう「海老原節」には食傷気味かとも思われますが、本趣旨を踏まえて、単なる海老原の独断で終わらせないために、HRの手練れをお招きして「あるべき人事論」について意見をぶつけようと、3回に渡り対談を催させていただきます。

 シリーズを通したタイトルは「だから、経営は悩まされる!」。経営の主要素である「人周り」の意思決定で、経営は常に頭を悩ませます。なぜか?その理由の主だったものとして、

1. 人事の過誤
2. 研究者の現実離れ
3. HRテックのまやかし

 の3つを挙げ、それぞれに詳しいプロをお呼びして、私と意見を戦わせることになります。なお、白熱しすぎて脱線しないように、昨年もHuman Capital Onlineでの対談を仕切ってくれた中野宗彦君(ノイエ・ジール代表取締役社長)が3回通した司会・行事役となってくれます。

中野 宗彦 氏
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中野 宗彦 氏
ノイエ・ジール代表取締役社長 リクルートで総合企画部マネジャー、神戸支社長を歴任し、大手から中堅、ベンチャーまで日系・外資系企業を幅広く担当。その後、リクルートエグゼクティブエージェントで経営層のエグゼクティブサーチを経て、日系上場メーカーの人事制度企画に従事。現在は人事制度・採用コンサルティング会社を起業(現職)。写真:稲垣純也

 普通の「台本に沿ってプレゼンシートを読み上げる」型の予定調和的パネルディスカッションではございません。

 さあ、どうなるか…。リモート閲覧形式なので、場所を選らばず参加可能です。

 そして!な、なんと、参加された方には漏れなく新著「人事の企み」をプレゼント!まちがいなくお得な企画です。

 さて、ではどのような内容になるのか、その一部をお見せしちゃいましょう。