「属性」と「内面」の多様性を掛け合わせる

 M&A(合併・買収)などによって多様な事業を展開するキリンホールディングスも、主体的な自己成長と個の多様性を重視する施策を打ち出す。

 食品分野を担うキリンビールやキリンビバレッジ、医療領域をカバーする協和キリンなど、異なる出身や所属の従業員で構成された多様な組織だが、さらに従業員の「多様な視点・能力・経験を発揮することがイノベーションを生み出す」と三好敏也キリンホールディングス取締役常務執行役員は話す。人事では、社内公募、海外勤務、MBA(経営学修士)取得など、新たな経験・スキルを獲得するチャンスは全て手挙げする社員を対象とする。多くの機会を提供することで主体的な働き方を促す。

 「CHO Summit 2021 Autumn」では「『手挙げ』の組織風土をつくるウェルビーイング実践~多様な人材のシナジーを発揮する」というパネルディスカッションで、丸井グループの小島取締役執行役員とキリンホールディングスの三好取締役常務執行役員が登壇する。手挙げを進め、多様性のシナジーを発揮するために必要な考え方と仕掛けとは何か。キリンホールディングスの人事を担ってきた三好氏、産業医としてウェルビーイング施策に取り組んできた丸井グループの小島氏――このお二人それぞれのご専門と経験をもとに対話を進めていく。