――人の仕事はAIから生まれるビジネスの可能性を考えること、というのは興味深い視点です。最後に、ESG経営やSDGs(持続可能な開発目標)への貢献のための組織改革や人材戦略についてお聞かせください。

岩澤:今やESG経営やSDGsを重視することは、企業価値向上に欠かせません。お客様の持続可能な改革に貢献することが我々のミッションです。新しいテクノロジーがSDGs や ESGにどれだけ貢献できるのか、どのように変革をすれば積極的なアウトプットが出せるのかを明確に示すために、当社では「Digital ESG」というサービスを提供しています。

 これは、企業内に散在しているESG情報を収集・蓄積することで、ESG経営の実態を定量的に可視化できるサービスです。デジタルテクノロジーの活用によりESG経営において重要な非財務情報の可視化を可能にし、財務情報と組み合わせることで、経営課題の発見や企業の迅速な意思決定を支援します。現在特許申請している独自の取り組みで、企業の経営基盤やそれらを支える基幹システムを知り尽くしている我々ならではの発想だと自負しています。実は、これも現場のアイデアから生まれたものなのです。

――ボトムアップにより様々な変革が実現されていく御社のカルチャーを感じます。

岩澤:外資系企業では、海外発の先進事例や考え方を日本に持ちこむケースがほとんどです。しかし当社は日本発のコンサルティングファームなので、自分たちで新しい考え方を作り上げていくという文化が生まれたのだと思っています。このことは、我々の大きな強みになっています。