人生の時間は有限だ

 筆者が問う、休み方改革のもう一つの側面は「いかに休むか」だ。

 組織で働く人なら顧客やチームメンバーと共に取り組むクリエイティブな仕事もある、もしくはひとりで黙々と進める仕事もあるだろう。

 同様に休みを取るにも、家族や友人と過ごすアクティブ(クリエイティブ)な休日があっていい、または淡々と心身を休める日もあっていい。両方の時間が必要だと痛感する。なぜなら仕事と休暇のメリハリをつけることができて初めて、心身の健康を実現できるからだ。それには有休日数を確保して絶対的な時間をキープしたい。有休を確保する方策が業務内容見直しと業務の効率化、つまりは働き方改革ということだ。

 企業と働く人にとっては、どうしても働き方改革がクローズアップされがちだが、休み方改革と両輪で取り組む必要がある。厚生労働省の『働き方・休み方改善指標の活用方法(2018年度版)』でも、「仕事と生活のバランスが取れていると感じている人とそうでない人は概ね半々で、バランスが取れていないと感じている人が少なくありません」とある。その理由として、「『所定労働時間が長いから』『残業時間が長いから』『年次有給休暇が取りづらいから』など、恒常的な長時間労働や年次有給休暇が取りづらい職場環境があることがうかがえます」と指摘されている。

 組織で働いていて、多忙な仕事やストレスで体調を崩したりメンタルが不調になったことがある人は少なくないだろう。筆者も経験がある。回復するには休むことが早道だ。残業時間短縮(=働き方改革)はもちろん、休暇日数を確保してしっかりと休みたい。

 筆者の場合、スギとヒノキ花粉の飛散が収まるゴールデンウイークは、毎年、衣替えと片づけをするのが定番だ。冬物で溢れた家の中がスッキリ片付くだけでリフレッシュできる。今年は加えて、趣味のスポーツに没頭する時間と、その後、体力を回復させる余裕を持ちたいと考えている。

■調査概要

「ヒューマンキャピタルOnline読者アンケート」
調査時期:2019年3月7日~4月5日
調査方法:インターネット調査法
回答者数:198人