「ハッピーパス」と呼ぶ業務プロセス分析機能を使えば、一つの仕事に関わるパソコン操作のログをAIで解析し、標準的なプロセスを導き出すことができる。標準から外れた例外的な処理が生産性を阻害していることが分かれば、その防止策を講じることができる。プロセス改善そのものは各部署が行うにしても、こうしたデータを取れるインフラ整備やデータの管理を人事部門が行う可能性もあるだろう。

「ハッピーパス」の画面例。太線が標準的な業務プロセス。ここから外れた例外処理にかかる時間を減らすことで生産性を向上する(出所:MeeCap)
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 「今回のテレワークはやらざるを得なくなったからやったという面はあるものの、そこで私たちは新しい視点を持ち、進化している」とユニリーバの島田取締役は話す。コロナを災厄で終わらせず、人事部門や企業が進化するきっかけとしていきたい。

(小林暢子=日経BP 総合研究所 ヒューマンキャピタルOnline発行人)

後世、この2020年が日本企業における働き方改革の転換点になったといわれるでしょう。「with/afterコロナにおいて、元には戻れない」――テレワーク浸透によって人材育成のあり方、雇用制度の見直し、オフィスの存在意義など、コロナ禍の企業経営では人材戦略の実効性がますます注目されています。

日経BP総合研究所では、7/14(火)、15(水)の2日間で「CHO Summit 2020 Summer~人と組織の変革に挑む」を開催します。本サミットでは、企業トップや有識者の講演に加え、経営に資する人材戦略に責任とスピード感を持って施策を打っていくCHO/CHROが登壇するパネルディスカッションを実施。「テレワーク、HRテック―コロナが変えるこれからの働き方」のセッションではユニリーバの島田取締役、KDDIの白岩執行役員が登壇します。このほか、次世代リーダー育成、ESG経営における人的資本、人事部門の新しい役割であるHRBPなど、最新のテーマにおける課題と解決策を議論します。オンラインのライブ配信で実施し、講演とパネルディスカッションでは視聴者の方からの質疑応答も予定しています。