人材戦略
経営戦略を起点に、それを実現する人材の採用、育成、配置を適切に行うためにはどうすべきか。グローバル化に対応する日本社会の変化も併せて解を探る。
記事一覧
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ニューノーマル時代の人材・デジタル活用戦略
報酬連動で管理職を格付け、富士通の「ジョブ型」人事で注目したい5つの挑戦
富士通が「ジョブ型」人事制度の本格運用に乗り出す。管理職を皮切りに、労働組合との協議を経て一般社員にも適用していく計画だ。新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの拡大を機に、会社の根幹を成すルールを刷新し、新たな時代への対応を目指す...
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人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~
欧米型と日本型の結節点
日本型雇用は今後、どのように変化していくのか。そのキーワードが「接ぎ木」。未経験社員が底上げをする時期は日本型、底上げが終わると欧米型を接ぎ木し、「トップエクステンション」と「WLB充実な限定職」に分化する。そして社員には「階段を下りる」選...
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CHO Summit 2021 Springの見どころ
欧米のモノマネをしようとして全く違うものになり続けた日本の人事制度
欧米でうまく機能する制度をそのまま日本に移植しても成功は覚束ない。人事制度もそれはしかり。大手企業で盛り上がるジョブ型ブームだが、そもそも欧米への「幻想」にとらわれている部分も少なくない。
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失敗事例と成功事例で考える職場の「大人の発達障害」
大事なことは「発達障害であるかどうか」ではない
近年、「大人の発達障害」を抱える社員の職場での働き方をめぐり、対応に苦慮しているる企業人事部が増えている。ただし「障害そのもの」にとらわれ過ぎると大事なことを見逃してしまうと伊藤裕康医師は警鐘を鳴らす。
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人材開発の情識
タコつぼ同士をつなぐ「横串力」が必要、その旗を振る人事部がタコつぼ
日本企業には人事ローテーションの仕組みがあり、あるタコつぼから別のタコつぼに人を動かせる。人事こそ「横串活動」の適任部門と言える。
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今こそ、人的資本経営
企業への期待感を醸成する工夫とは? ドイツ銀行の最新HRリポートを詳解(3)
ISO30414に準拠したHRリポートの代表例として、2021年3月に出たばかりのドイツ銀行のHRリポート「Human Resources Report 2020」をレビューしている。今回は第7章から第10章までを解説し、HRリポートを作る...
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人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~
日本型の人事資産が宝の持ち腐れになってしまう理由
優秀人材のプールを作り、タレントマネジメント・データベースで管理して早期選抜。さらにサクセッションプランで後継者も決めておく―。欧米型の人事管理が日本にも浸透しつつある。だが人事部が早くから優秀人材に目を付け、中途退社も少ない日本で欧米型の...
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CHO Summit 2021 Springの見どころ
ニトリ、三菱ケミカルーー “ジョブ型”の成否はキャリア自律にあり
昨年から注目を集めている“ジョブ型雇用”。大手企業による導入も相次いでいるが、人事制度の刷新に踏み切らない企業もある。ジョブ型導入と運用を成功させるポイントは何か。ジョブを定める目的をどうとらえるべきか。
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「当たり前」を疑え!ケースで学ぶコンプライアンス
接待で身を滅ぼさないための傾向と対策
この2月から3月にかけて、民間企業による官僚への高額接待の問題が相次いで報道された。今回は、接待で身を滅ぼさないための傾向と対策を論じよう。
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シリコンバレー流人事相談
「赤信号、みんなで待てば怖くない」、人事部門は変えられるか
若い社員が「先を急ぐので渡ります」と言っても上司が「信号が青になるまで待て」と止める。若い人がどんどんアイデアを出して交差点を渡る。経営者やベテランは経験を生かして若い人が大きな事故に遭わないようにする。シリコンバレーに限らず日本においても...
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大塚葉の働き方改革&人材開発最前線!
トレンドマイクロ、ハイブリッドな働き方でイノベーション創出――大三川彰彦副社長
サイバーセキュリティーソリューション事業を手掛けるトレンドマイクロは、台湾人女性エバ・チェン氏がトップを務め、多様な人材を登用してきた。同社の大三川彰彦取締役副社長に、ニューノーマル時代を見据えた経営ビジョンと人事戦略を聞いた。
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人的資本経営を加速するESG
リコーがESG推進で新制度
リコーは取締役の賞与額を外部のESG評価と連動させる。事業を通じた社会課題の解決に全社で取り組む推進力にする。
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人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~
30年間空回りしたリーダー育成論争に終止符を
全員一律の底上げは得意だが、リーダー育成が苦手と言われる日本企業。30年以上前から問題意識はあったが、一向に改善しない。それというのも「未来を予測して必要な人材像を明らかにする」というそもそも無理な作業に力を注ぎすぎるからだ。
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CHO Summit 2021 Springの見どころ
変わる「管理職」、KDDIの決断
KDDIは2020年8月にジョブ型の人事制度を導入するに当たり、「管理職」という概念を変え、「経営基幹職」に切り替えた。マネジメント職だけでなく、専門性の高いエキスパート人材も経営基幹職として遇する。組織の在り方や働き方が大きく変わる中、管...
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2020年代は働き方黄金期だ!
「便利だけどギスギスすることも」、チャットの課題をどう解決する?
対面できないテレワーク環境ではデジタルツールによるコミュニケーションが必須。なかでも手軽に使えて対話の履歴を分かりやすく追える「チャット」の浸透は目覚ましい。ただし意思疎通が不十分でトラブルが生まれることも。Slackに上手な使い方を聞いた...
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人的資本経営を加速するESG
花王が挑む価値100倍のESG経営
CDPで日本企業初の「トリプルA」を獲得し、独評価会社のESG評価は世界の上位1%に入る花王。今や世界でもトップレベルのESG先進企業となった同社の経営を徹底解剖する。
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グローバル人事の極意~生き残るためのHRーX~
グローバル組織を成功に導くキープレーヤーとは?
戦略を実現するには、実行可能にする組織風土を築く必要がある。そのために人事施策や人事制度改革を実施するが、優れた施策でも社員が納得しなければ成功しない。対話を通じ組織を動かすキープレーヤーが、HRビジネスパートナーである。
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今こそ、人的資本経営
ISO30414認証を取得! ドイツ銀行の最新HRリポートを詳解(1)
ドイツ銀行が2021年3月12日、HRリポートの最新版「Human Resources Report 2020」を公表した。企業の人事担当者にとって、人的資本の情報開示や報告書作成に大いに役立つであろう同リポートをいち早くレビューし、解説す...
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人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~
育成の基本は「成長の階段」を作ること
育成の基本は易しい仕事を寄せ集めてやらせて、できるようになったら、少しずつ難しくしていく「ゆでガエル」方式。ところが成長のために「よかれ」と思って難しい仕事をさせようとしても、若手社員が嫌がることも。パワハラも問題視される昨今、どう対応すべ...
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CHO Summit 2021 Springの見どころ
楽天、ユニリーバが目指す「ウェルビーイング経営」とは
2021年度「世界幸福度報告書」で発表された幸福度ランキングによると日本は56位。コロナ禍で「ウェルビーイング(Well-being:より良く在ること、幸福であること)」への注目が高まっている。企業で取り組むべきウェルビーイングの勘どころと...