2015年10月7日(水)~9日(金)、東京ビッグサイトにおいて、14カ国1地域、520社が集うアジア最大の総合福祉機器展「第42回国際福祉機器展H.C.R.2015」が開催された。その中で、ひときわ注目を集めたのは、最新の介護機器やシステムの提案と共に、住宅や施設向けの商品を多数出展したパナソニックブースである。

 介護事業に取り組んで18年目を迎えるパナソニックは、2015年12月現在、全国に介護サービス120拠点、サービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホームを合わせて22カ所、介護ショップ117店舗を展開している。

 第2回は、この展示会の模様や、ここ数年で展示会規模が拡大した理由について、パナソニック エコソリューションズ社エイジフリービジネスユニット事業推進部長の斉藤裕之氏にお話を伺った。

2025年を見据えた
先進ケアソリューションを提案

第42回国際福祉機器展H.C.R.2015

パナソニック エコソリューションズ社は、「2025年を見据えた、パナソニックが目指す先進ケアソリューション“これからの介護、これからの暮らし”」をコンセプトに、同社の技術が結集されたリハビリシステム、みまもりシステム、アシストロボットを提案した。

 width=

パナソニックのブースは2つのゾーンで構成され、先進技術ゾーンでは18年にわたる介護事業の実績と同社が有する先進技術を掛け合わせたソリューションとして、(1)リハビリ/介護予防(2)認知症ケア(3)モビリティアシストを紹介。また、もう1つの商品提案ゾーンでは、在宅および施設で利用できる様々な介護機器を出展した。

(1)リハビリ/介護予防
介護施設やデイサービスで行われている介護予防、リハビリ訓練用として、発売中のリハビリナビゲーションシステム「デジタルミラー」「バランストレーナー」に加え、開発中の「3D測定・訓練システム」を紹介。3次元カメラが体の動きを測定し、お勧め訓練の提示や3方向(正面、両側面)から運動中の姿勢をモニター画面に表示させることで、正しい動作を意識した訓練ができる。

 width=
デジタルミラー(クリックで拡大)
 width=
バランストレーナー(クリックで拡大)

(2)認知症ケア
センシング技術を組み合わせた3つの「高齢者施設向けみまもりシステム」を紹介。

1. 生体センシングみまもりシステム
ベッド上の利用者の状態を検知し、夜間の体調急変や徘徊などの早期発見に役立つ

2. スマートエアコンみまもりシステム
クラウドサービス対応型エアコンで利用者の動作や在・不在の検知に加え、空調の遠隔操作も可能

3. 顔認証システム
カメラで顔を検知してドアロックを自動開錠するシステムで、スムーズな出入りが可能

 width=
高齢者施設向けみまもりシステム
 width=
生体センシングみまもりシステム
 width=
スマートエアコンみまもりシステム
 width=
顔認証システム

(3)モビリティアシスト
起立と着座の際の動作をセンシングし、足りない力をロボットがアシストすることで、移乗・移動・着座の負担を軽減する「自立支援型起立歩行アシストロボット」を紹介。昨年モデルより小型化し、よりスムーズな動作を可能にした。

 width=
自立支援型起立歩行アシストロボット

○商品提案ゾーンで紹介された介護機器等
・住宅向け出展商品
ポータブルトイレ 電動ケアベッド シャワーチェアー 入浴用品 介護用置き型手すり 
コミュニケーション支援機器 ホームエレベーター

・施設向け出展商品
リハビリ支援機器 離床アシストベッド 高齢者施設向けユニットバス 洗面化粧台 
トイレ キッチン 建材(引戸、手すり、床材) 空間清浄機