生涯活躍できる街づくりのヒント満載
自らのセカンドライフを再考する契機にも

『日本版CCRCがわかる本』

2017年2月23日、三菱総合研究所 プラチナ社会センター主席研究員 チーフプロデューサーの松田智生氏による著書『日本版CCRCがわかる本』が刊行された。

近年、メディア等で見聞きすることが増えたCCRC (Continuing Care Retirement Community)とは、元気な時から介護が必要になってからも高齢者が安心して暮らせるコミュニティのことで、全米では約2000カ所、約70万人が居住し、その市場規模は3兆円を超えるという。米国で普及しているこのCCRCは、日本でも地方創生の主要政策の一つ、「日本版CCRC(生涯活躍のまち)構想」という名のもと、全国約230の地方自治体が推進意向を示し、前向きな移住やセカンドライフの理想的なモデルとして注目を集めている。

本書は、CCRC研究の第一人者として同構想有識者会議の委員も務める松田智生氏による、日本版CCRCに関する本邦初の書籍化。松田氏は、2010年に米国のCCRCを訪問した際に、「超高齢社会という日本のピンチをチャンスに変える切り札になる」と直感したという。ただし、それを実現するためには米国の真似ではなく、日本の国民性や社会特性に合った日本版CCRCが不可欠で、その本質や目指す方向を理解する必要がある。日本版CCRCとは何か、どんなライフスタイルを送りたいのか。言い換えれば“私たちの物語”を考えるきっかけを示すために松田氏は執筆を始めたという。

地方創生や都市の高齢化、企業の新ビジネス、そして自らのセカンドライフのあり方を考えるために、地方自治体職員やビジネスマン、大学、研究機関に属する人だけでなく、全世代が自分ごととして捉えられるわかりやすさが特徴で、生涯活躍できる街づくりのヒントが満載されている。

目次

1章 今なぜ日本版CCRCなのか?~ピンチをチャンスに変える逆転の発想
2章 CCRC先進国の米国に学ぶ
3章 CCRC的要素を持つ日本のシニア住宅
4章 アクティブシニアが語る日本版CCRCへの思い
5章 こんな日本版CCRCなら住んでみたい!
    6分野30のワクワクするCCRCモデル
6章 リーダーが語る「なぜ私たちは日本版CCRCに挑戦するのか」
7章 全国で動き出した「あなたが輝く」日本版CCRC
8章 日本版CCRC構想を実現するために
9章 日本版CCRCであなたが輝くための10の視点
コラム 日本版CCRCを阻む不条理症候群

体裁

サイズ:A5判
ページ数:260ページ
発売日:平成29年2月23日
定価:2700円(税込)
発行:法研