心不全啓発キャンペーン サポート企業インタビュー1

2018.03.16
認知度を向上させ、
再生医療を多くの患者さんのもとに 第2回

心不全治療に再生医療という道
認知度の低さもネック

心不全はよくがんとの比較がなされますが、がんにおいては法整備がなされ、患者会も充実し、医療体制の連携や活動の促進が図られています。患者会には、「病気を科学的に捉えること」「病気と闘う気概を持つこと」「病気を克服する条件を作り出すこと」という3つの役割があるとされています。これを前提とすると、心不全および心臓病には患者団体がないことも、課題の1つと言えそうですが、これについて鮫島さんのお考えをお聞かせください。

鮫島 メーカーとしては様々な面で制約があり、患者さんとの関係でできることには限界があります。先生方の中には市民講座や啓発セミナーなどに熱心に取り組まれている方もいらっしゃるので、ご協力させていただくことはありますが、1企業としてムーブメントを起こすのは正直なところ難しいと言わざるを得ません。

もう1つの課題として、心不全は病気自体のわかりにくさもあるように思います。

鮫島 その通りです。がんは、肺や腸、肝臓などにできるためわかりやすい一方で、心不全は病気という実感が伴いにくいこともあります。

従来、心不全は病気ではなく、どちらかというと病態を表すものでしたが、先日、心不全の定義が発表されました(※1)。こうした活動を継続していくことで全体の認知度が上がるのではないでしょうか。

※1 心不全の定義
心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。
(2017年10月31日 日本循環器学会 日本心不全学会 発表)

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第2回終わり(第3回に続く)