「これからの心臓病医療を考える会」とは

 超高齢社会を迎えた日本では、がんに次ぐ重要疾患として位置付けられる心臓病医療(循環器医療)。この心臓病医療の抱える課題である「患者本位の医療」「地域連携」「専門性連携」「予防・緩和ケア」をテーマとして、幅広く討議することを目的に、2015年8月に発足した「これからの心臓病医療を考える会」。

 同会は循環器領域の専門分野から重鎮に参加を要請し、循環器領域におけるこれまでにない横断的組織として、心臓病医療の課題を抽出し、その解決策を討議して提言として取りまとめていく。

 また、次のテーマに基づき、座長、委員による4つのワーキンググループ(WG)を設置し、2か月に1回程度の討議を行うほか、年2回の全体会議を開催する。

■研究部会

WG1:患者本位の心臓病医療 ~Value Based Medicine
    座長:新 博次 先生(医療法人社団 葵会 南八王子病院副院長)

WG2:心臓病医療の地域における連携
    座長:青沼和隆 先生(筑波大学医学医療系循環器内科学教授)

WG3:心臓病医療における専門性からみた連携
    座長:中村正人 先生(東邦大学医療センター大橋病院循環器内科教授)

WG4:心臓病予防と増加し続ける心不全に対する治療
    座長:小川久雄 先生(国立循環器病研究センター理事長)

■「これからの心臓病を考える会」メンバー

◯座長 ◯副座長        
橋本 信夫先生
橋本信夫先生
神戸市民病院機構 理事長(国立循環器病研究センター顧問)
小川 久雄先生
小川久雄先生
国立循環器病研究センター理事長
       
◯特別顧問          
幸田 正孝氏
幸田正孝氏
医療経済研究・社会保険福祉協会顧問(元厚生省事務次官)
伊藤 雅治先生
伊藤雅治先生
全国訪問看護事業協会 会長(元厚労省医政局長)
栄畑 潤氏
栄 畑潤氏
損保ジャパン 顧問(前厚労省審議官)
山口 徹先生
山口 徹先生
虎の門病院 顧問
   
斎藤 能彦先生
斎藤能彦先生
奈良県立医科大学第一内科学教室 教授
磯部 光章先生
磯部光章先生
榊原記念病院院長
青沼 和隆先生
青沼和隆先生
筑波大学医学医療系循環器内科学 教授
鈴木 祥司 先生
鈴木祥司先生
独立行政法人 国立病院機構 霞ヶ浦医療センター院長
中村 正人先生
中村正人先生
東邦大学医療センター大橋病院循環器内科 教授
新 博次先生
新 博次先生
医療法人社団 葵会 南八王子病院副院長
増山 理先生
増山 理先生
兵庫医科大学循環器内科 主任教授
山本 一博先生
山本一博先生
鳥取大学医学部 統合内科医学講座 病態情報内科学分野 教授
華岡 慶一先生
華岡慶一先生
医療法人 春林会 華岡青洲記念心臓血管クリニック院長
筒井 裕之先生
筒井裕之先生
九州大学大学院医学研究院 循環器内科学 教授
吉村 道博先生
吉村道博先生
東京慈恵会医科大学 循環器内科 教授
野出 孝一先生
野出孝一先生
佐賀大学医学部内科学講座 教授
渡辺 弘之先生
渡辺弘之先生
東京ベイ・浦安市川医療センター ハートセンター長
高谷 典秀先生
高谷典秀先生
医療法人社団 同友会理事長
葛西 隆敏先生
葛西隆敏先生
順天堂大学医学部循環器内科・心血管睡眠呼吸医学講座 准教授
     
高梨 秀一郎先生
高梨秀一郎先生
榊原記念病院副院長・心臓血管外科 主任部長
新浪 博士先生
新浪博士先生
東京女子医科大学 心臓血管外科学講座 教授
夜久 均先生
夜久 均先生
京都府立医科大学 外科学教室心臓血管・小児心臓血管外科学部門 教授
松居 喜郎先生
松居喜郎先生
北海道大学大学院 医学研究科 循環器・呼吸器外科分野 教授
中山 雅晴先生
中山雅晴先生
東北大学大学院医学系研究科医学情報学教授
 

脳卒中と循環器病克服5カ年計画

ストップCVD(脳心血管病)
健康長寿を達成するために

昭和50年代後半から現在に至るまで、我が国の死因の第1位はがんだが、第2位の心疾患と第4位の脳血管疾患を合わせた死亡数は、ほぼがんに匹敵し、特に75歳以上の後期高齢者に限るとがんを上回り、がんの2倍の医療費を費やしている。

また、脳卒中と循環器病は、高齢者の発症率が高く、寛解と増悪を繰り返し、患者本人や家族を含めた介護者の生活の質を著しく損なう。

団塊世代全員が後期高齢者に達する2025年まで後期高齢者数が増加することを考えると、脳卒中と循環器病医療の質の向上を図ることが喫緊の課題となっていた。そこで、日本脳卒中学会と日本循環器学会は連携し、「脳卒中と循環器病克服5カ年計画 ストップCVD(脳心血管病)健康長寿を達成するために」を作成し、2016年12月16日に厚生労働省記者会にてプレスリリースを行った。

同計画書では、脳卒中と循環器病による年齢調整死亡率を5年間で5%減少させること、健康寿命を延伸させることを大目標と設定し、これらの目標を達成するために、脳卒中・心不全・血管病の3つの疾患に対し、人材育成、医療体制の充実、登録事業の促進、予防・国民への啓発、臨床・基礎研究の強化という5つの戦略を掲げ、計画を推進していくとしている。

ダイジェスト版(pdf)   プレリリース

ダイジェスト版(PPT版)
※「脳卒中と循環器病克服5カ年計画」及びダイジェスト版のPPT版のご使用をご希望の方は、こちらから申請書をダウンロードの上、日本循環器学会事務局「5yearplan@j-circ.or.jp」までお送り下さい。