シルタスの小原一樹代表取締役CEO・ファウンダー

 買い物情報から栄養情報に変換して、家庭における買い物傾向をつかめるようにする――。そんな新アプリ「SIRU+(シルタス)」がこの春に本格スタートする計画で動いている。手がけるのはベンチャー企業のシルタス。小原一樹代表取締役CEO・ファウンダーに、サービスの全体像と、サービスを通じて描く食生活の将来像を聞いた。


スーパーマーケットなどでの買い物履歴から、栄養摂取の傾向が分かるという新アプリを開発中だと聞いています。


小原:はい、ポイントカード、あるいはクレジットカードでも良いのですが、いわゆるレシート情報から食材の情報を抽出し、それを栄養素の情報に変換、集計して可視化するというサービスです。


 この春にも、大手小売チェーンと自治体の協力を得て大規模な実証実験を開始する予定です。小売チェーンのポイントカードから買い物履歴を得て、それをSIRU+のアプリで栄養素の情報として確認できるようにします。


実際の使い方としては、どのようになるのでしょうか。


小原:アプリを使い始める時に、ユーザーには人数・性別・年齢といった家族構成のデータ、それから連携するポイントカードの情報を入力してもらいます。併せて「ダイエット」などの健康課題やテーマも選択してもらいます。ここでは特に課題やテーマを選択しなくても大丈夫です。


 あとは購買履歴が自動的に同期され、例えばナスとかニンジンといった食材の買い物情報を抽出し、それを栄養素に変換してくれるという流れです。


アプリの画面例。買い物履歴を元に、栄養素に変換して表示。栄養素の摂取状態を視覚的に確認できる

 その上で、国が出している食事摂取基準に従って、どんな栄養素が不足しているのか、逆にどんな栄養素が過多なのか、といった傾向をグラフで視覚的に把握できるようにしています。


 とはいえ、単に栄養素を見せられてもピンとこないかと思います。そこで、足りない栄養素を、食材あるいはレシピとしては何で補えるのかをリコメンドします。例えばカリウムが不足気味の人にはナスを、かつナスを使ったレシピをおすすめする、といった具合です。

足りない栄養素を補える食材や、それを使ったレシピを提案する

 レシピについては、以前スタートアップ企業向けのプログラムで支援を受けたクックパッドから提供を受けています。


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好みやアレルギー食材も考慮

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