消費者向けの商品が集まる「CES」や「IFA」、モバイル業界向け「MWC」といったグローバル展示会が、スタートアップ企業の巻き込みに躍起になっている。CESは「Eureka Park」、MWCは「4YFN(4 Years From Now)」、IFAは「IFA NEXT」という展示コーナーあるいは、本体とは別のブランドを作り、そこに行けば数百~数千社にも上るスタートアップ企業の製品が見られるようにしたのである。

IFAの会場敷地内に設けられた「IFA NEXT」の会場の様子

大きく舵を切って成功したCES

 きっかけの一つはCESの成功である。50年以上の歴史を持つ老舗展示会がスタートアップ企業コーナーを展示会の目玉にし、集客に成功したということで、MWCやIFAも後に続くようになったというわけだ。


 CESでは2012年から展示会場内に「Eureka Park」と呼ぶ一角を設け、大学の研究室の成果や起業間もないスタートアップ企業の製品を展示し、それが世界中の投資家や大企業の事業担当者などから広く注目を集めるようになった。2018年に行われたCES2018では、出展したスタートアップ企業は900社を数え、大手企業が集まる展示棟よりもにぎわいを見せた。

CES会場内に設けられた「Eureka Park」コーナー

ここから先は、DIGITALIST会員(登録無料)のみが閲覧することができます。