※ 上の写真は、「暮らしを良くする」3製品を発表したPhilipsの国際マーケティング責任者、Henk de Jong氏

 2018年8月31日から9月5日にかけてドイツ・ベルリンで開催された「IFA2018」には、キッチン家電や洗濯機などのいわゆる「白物家電」、健康・美容向け家電、テレビ、オーディオ、VR(仮想現実感)、ロボットなど幅広い分野からコンシューマ向けの製品が多数出展された。その中から、筆者が注目したデジタル製品をいくつか紹介しよう。

Philipsの「生活をより良くする」製品群

 オランダPhilipsがIFA2018開幕に先駆けて開催したプレス向けイベントで強調していたのが、同社の製品は「生活をより良くする」こと。今回のIFAでは「より良く眠る」「より良く食べる」「より良くケアする」ための3製品を紹介した。


 「眠る」領域では、「SmartSleep」と呼ぶ、ヘッドギア型のウエアラブル製品を投入した。専用のスマートフォンのアプリにより睡眠の状態を可視化するだけでなく、「slow wave sleep」と呼ばれる深い眠りに入ったときにオーディオトーンを鳴らすことで、質の良い睡眠を持続するようにしている。同社によると、SmartSleepを2週間試着したユーザーの70%が、「疲労度が下がった」と回答したという。同様の製品は市場にいくつか登場しているが、Philipsは「初の医療認定機器」だとしている。


 「食べる」領域では、スマートミキサー「Connected Blender」を発表した。専用のスマートフォン向けアプリが、ユーザー自身が設定した目標に応じて、最適なジュース配合を提案してくれる。「ダイエットしたいが長続きしない」と悩むユーザーに対して、アプリが「専属の栄養管理者」として助けてくれるというわけだ。


 「ケアする」領域では、スマートフォンのアプリを通じて、専門家から歯磨きに関するアドバイスが受けられる「Teledentistry」ソリューションを提供するとした。昨年のイベントで発表した電動歯ブラシ向けアプリの延長に位置付けるもので、文章や写真を使って相談内容を送ると6時間以内に回答するとしている。

Boschのスマートキッチン

 ドイツBoschのブースの一角には、未来のスマートキッチンのコンセプトモデル2種が展示されていた。


 その一つが「PAI(Projection and Interaction)」と呼ぶ、調理支援システムである。プロジェクターを使って調理台にレシピや調理手順を投影するほか、調理の完成までのプロセスを可視化する機能を備える。まずは、2019年3月に中国市場に投入する予定という。

Boschが描く未来のキッチンでは、プロジェクターなどを活用して調理の見える化を図る

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