※ 上の写真は従来のポロをベースにしたコンパクトSUV「T-CROSS」(写真提供:Volkswagen)

 2018年の自動車業界の流行語大賞といったら、何を思い浮かべるだろうか。有力候補は「コネクテッド」だろう。ニューモデルの多くは通信モジュールを備えて登場した。万が一の際のコールセンターへの緊急通報から、Apple CarPlayやGoogle Play、さらにはスマートデバイスによるエアコンやドアロックの操作まで、通信を使った技術が広まった。


 そのなかで特におもしろかったのが、新車の取材中に、半ば偶然出会ったフォルクスワーゲン(VW)の「VW Connect DataPlug」という技術だ。2008年以降のVW車なら後付けで装着できる通信用モジュールである。


新型車「VW T-CROSS」の試乗会時にお披露目されたDataPlug(筆者撮影)
DataPlugは2008年以降の車両なら使えるというのが画期的(出所:Volkswagen)

 私が見せてもらったDataPlugは、意外なほどコンパクトな品だ。フォルクスワーゲンのディーラーで購入できるので、オーナーはステアリングホイールのコラムのスロットに差し込めばよい(とのこと)。


DataPlugはステアリングホイールのコラムの下に差し込む(出所:Volkswagen)

 そのスロットは、サービス工場で車両ダイアグノーシスのためにコンピューターを接続するためのものである。そこに差し込まれたDataPlugはさまざまな情報を提供してくれる。一つは「トラベルログ」なるもので、任意のドライブ旅行を選んで使ったルート、燃費、所要時間などをPDFのかたちで、スマートデバイスやコンピューターで取り出せる。


スマートフォンのアプリとDataPlugは連動している(出所:Volkswagen)

 「ドライビングスタイル」は自分の運転診断のためのアプリだ。加速、ブレーキング、速度、常用したエンジン回転域などの情報がまとめられる。それをチェックしているだけでもおもしろいかもしれないが、VWでは「エコ運転のために活用できる」としている。


 「パーキングスペース」は、どこに車両を駐めたか。場所や駐車時間を管理でき、さらに、駐めた場所まで道案内をしてくれる。同時に任意の人に、自車の位置を教えることもできるそうだ。


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DataPlugのソフトは12週ごとにアップデート

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