例えば、大きな駐車場で、自分のクルマを探すとき、どうするだろうか。駐車区画はもちろんだが、モデル、色、それにナンバープレートで判断する。では、クルマが運転者を判断するにはどうするだろう?


 デジタル技術が進み、昨今のクルマはドライバーを認証するようになってきている。いろいろな方法があるなかで、多く見られるのはモニター画面で名前を入力し、登録された利用者のデータを呼び出す方法だ。あるいはデジタルキーといって、スマートフォンが利用者のIDになる場合もある。


 ドライバー認証システムを使うメリットは、1台のクルマを複数の利用者で使用するときに発揮される。それにより、自分が使うときに、電動シートの位置をあらかじめ設定した位置に変えてくれるといったことが可能になる。左右のドアミラーの位置、場合によっては好みの音楽やナビゲーションの設定まで、デジタルキーを通じて個別のデータが呼び出されるのだ。

例えばたとえば写真の男性はドライバーモニタリングシステムに「Driver A」として登録している

 ドライバー認証システムは、このように便利なのだけれど、ドイツ車の専売特許のようなところがある。私の知る限り、日本車にはこれまで存在しなかった。

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