(写真:123RF)

 テレワークの話題は聞き飽きたという方が多いかもしれないが非常の緊急対処ではなく常態になるなら考えないといけない問題が色々ある。このあたりでテレワークを実施した企業も実施していない企業も今後どうするかを再考するとよいのではないか。テレワークをしている個々人にとってもそうである。

 7月末の連休に『テレワーク大全 独自調査と徹底取材で導くアフターコロナ時代の働き方』(日経BP総合研究所イノベーションICTラボ著)という本を読んだ。この研究所は筆者の所属先であり我田引水になるものの、同書が指摘する「20の問題」を参考にテレワークの今後を考えてみた。

 同書第3章は「活用編 二十の問題はこう解決する」と題されておりテレワークで直面する諸問題と解決策を説明している。イノベーションICTラボの研究員はもともとICT(情報通信技術)専門媒体で編集長や記者をしてきたため20項目にICT関連の項目がやや多いが自社や自分のテレワークへの取り組みのチェックリストに使える。

テレワークにつきまとう20の問題

 20項目を見ると、まずテレワークを実施する一人ひとりが直面する問題がある。

●テレビ・家族・菓子の「誘惑」が次々と
●「使いにくい」と不満が噴出
●しーんと静まりかえるWeb会議
●父のお腹がWeb会議の背景に映り込む
●すっぴんだからWeb会議に出られない
●肩こり腰痛がつらすぎる
●自宅の電気代に悲鳴
●私物スマホの「ギガ」不足が露呈
●プリンターが壊れた

 「肩こり腰痛」に筆者は膝痛を加えたいが、これは個人で対処すべきことで本サイトに関係ない。次に組織として対処すべき問題を見よう。事務所から離れた自宅などにいる社員にどう働いてもらうか、これらはしばしば論じられ、報じられている問題である。

●紙の書類とハンコを無くせない
●勤務とサボりの区別が付かない
●知らずに法律違反(長時間残業など)
●上司が仕事の邪魔をする(いちいち部下に確認)
●「VPN渋滞」が日本中で発生
●通信トラブルとクラウド障害が襲う
●便乗サイバー攻撃で情報ダダ漏れの悪夢