つまり人間力リーダーとは、「心」を大切にし、周りへの「心配り」がしっかりできるリーダーのことです。ただし、単に気配りするのではなく、「自他の心を大切にしているかどうか」が問われます。自分のモチベーションを大切にコントロールしつつ、チームメンバーのモチベーションを大切にしサポートできる。自分自身がいきいきと働き、部下やメンバーがいきいき働くことを応援できる、これこそが「人間力をうまく発揮できている」リーダーです。

 「人間力」は一度身に着けたら大丈夫というものではありません。資格でもありません。磨き続けることが重要です。「心を磨き続けながら働く、働きながら心を磨く」ことが人間力を持続するポイントです。

 私自身、研修や講演に登壇しながら、自分の人間力を磨き続けています。時にそれがうまく発揮できていなかったことに気づき、愕然とすることもあります。私自身も「人間力リーダー」であり続けたいと思い、日々を過ごしています。

 この連載が、読者の皆さんが自分自身の人間力、会社の管理職の人間力を見つめなおす機会になれば嬉しく思います。

植田寿乃氏のセミナー
-----------------------------
2019/6/7東京 「モチベーション・マネージメント」

植田 寿乃(うえだ・ひさの) キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント
植田 寿乃

 IT業界の人材育成を目的に有限会社キューを設立。その後、人材開発業界に転身。「モチベーション・リーダーシップ」「経営陣、管理職の人間力アップ」「女性と組織の活性化」「メンター育成」に取り組み、各種オリジナルカリキュラムを開発し、研修・講演を実施。著書に『「女性を活かす」会社の法則』『キャリアセレブになる36の秘訣』『30歳からの幸せなキャリアの見つけ方』など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。