大事なポイントが2つあります。

(1)7つのリーダーシップはすべて必要です。いらないものは何もありません。

(2)持っていないリーダーシップがある、もしくはどれかのリーダーシップが得意だとしても、それだけでチームメンバーを導くことはできません。

 7つのリーダーシップを、包丁やナイフに例えるのもイメージしやすいでしょう。刺身包丁、出刃包丁、パンを切るナイフ、チーズ用のナイフ。食材に合わせて包丁やナイフを使い分けます。万能包丁はないということです。

植田氏提供

 このリーダーシップは2000年以降のダイバーシティ時代に突入して、人間力リーダーが重要になったからといって、急に登場したわけではありません。なかには、昭和の管理職たちが日常的に使っていたけれど、最近は使い方に気を付けなくてはならないものがあったり、2000年以降に大きく変化したり、新しく登場したものもあります。

 次回から、この7つのリーダーシップ一つひとつを事例とともに掘り下げながら解説していきます。皆さんのリーダーシップのあり方を振り返りながら読んでみてください。

植田 寿乃(うえだ・ひさの) キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント
植田 寿乃

 IT業界の人材育成を目的に有限会社キューを設立。その後、人材開発業界に転身。「モチベーション・リーダーシップ」「経営陣、管理職の人間力アップ」「女性と組織の活性化」「メンター育成」に取り組み、各種オリジナルカリキュラムを開発し、研修・講演を実施。著書に『「女性を活かす」会社の法則』『キャリアセレブになる36の秘訣』『30歳からの幸せなキャリアの見つけ方』など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。