――そうでしたか。モナッシュ大学で得たものは大きかったでしょう。

中島:いやいや、短期間だったので「これを学べて、めっちゃよかった」と思うところまではいきませんでした。でも、貴重な挫折体験になりました(笑)。ネイティブとディスカッションする場面では、僕の英語力では全く歯が立たない。中国とマレーシアでの人事経験があるから少しはアドバンテージがあるかと思っていましたけど、全然ダメでした。いやぁ、ホントにいい経験でした。

――それを「いい経験」ととらえているところがポジティブですよ! では、中途採用の試験では、今の部署の方が面接官だったんですか?

中島:はい。今の人事部採用課長が2次面接の面接官でした。2次面接が最終だったのですが、アテンドの人が「面接官が4人いて威圧感があると思うけど、頑張ってください」と事前に教えてくれて。人事部長(当時)、それと人事部の採用課長、企画課長、人事課長の4人がずらりと並んでいて、内心「ウワーッ」て感じでした(笑)。普通の最終面接の面接官は2、3人なんですが、僕の場合「こういう人が応募してくれてるけど、面接したい人いますか?」と面接希望を募ったら「俺も」「俺も」と4人になったんだそうです。

――前職の業務経験に加えてモナッシュ大学への留学経験も、皆さんの目に留まったのでしょう。「中島さんに会ってみたい」と楽しみにしてくれていたわけですね。

中島:そうなんです。面接では驚いたけど、後からそれを知って嬉しかったですね。それで7月中旬に内定して8月1日に入社しましたが、「村田製作所の中途採用史上、最短だ!」といまだに語り継がれています(笑)。

(構成/加納美紀)

原田かおり(はらだ かおり) 日経BP 総合研究所 HR事業部 ヒューマンキャピタルOnline編集長
原田かおり

出版社を経て、2000年 日経BP社入社。カスタム出版やオウンドメディアのプロデュースを数多く手掛ける。ゴールドクレジットカード会員誌『クオリテ』(東急カード)、Webマガジン『大人の心得帳』(NTT東日本フレッツ光/東急文化村)など編集長として企業機関誌やオウンドメディアの創刊・リニューアルを多数経験。2018年2月、「社内コミュニケーション改革セミナー」全体プロデュース・講演。2019年5月、「CHOsummit2019」全体プロデュース・講演、ヒューマンキャピタル2019「働きやすい組織と環境の新しいカタチパネルディスカッション」モデレーターなど務める。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。